ToHeart
(C) 1999 AQUA PLUS Inc.
最終更新日:1999年4月5日
メーカー 発売日 対応機種
アクアプラス 1999年3月25日 プレイステーション
第1回 1999/03/26
ゲーム内時間で2週間ほどプレイしたので、ファーストインプレッションを書いておこう。

シナリオ的にはまだまだ序盤だが、結構ちょこちょこと加筆されているようだ。
選択肢が追加になっていたり、PC版と同じネタなのにそのシナリオが丸々書き直しになっていたりした(別に18禁な内容ではなくても)。
グラフィック面でも、いわゆるイベントCGが何枚か追加されている。
ちょっとしたイベントでも割と専用のCGが用意されていて「ビジュアルノベル」という割にはグラフィックが少な目だったのがPC版では気になっていたのだが、これなら文句はない。
また、立ちグラフィックも追加されていて、特に、ちょっと妖しい表情をしたおさげ髪のあかりが印象的だ(笑)。
BGMは無難なアレンジがされており、全体的に各パートがそれぞれ自己主張している(鳴っている音が聞き分けやすい)ような気がした。
これは、1曲当たりの音数が少ない(と俺にはそう聞こえた)せいかもしれないが。
また、内蔵音源ということで音色が似通っている(曲ごとに音色をがらりと変えているわけではなさそうだ)為か、どの曲も割と同じような印象を受けたのが気になるところだ。
まぁ、言うなれば「コンシューマアレンジ」という感じか。

さて、今回、特に書いておきたいのはCVについてである。
それでは、現時点で声が聞けたキャラの印象について書いてみよう。

あかり・・・PC版をプレイしたことがあり、自分なりにあかりのイメージを持っている人がPS版の声を聞いたなら、10人が10人とも「絶対違う」と断言するだろう。
なんていうか、あかりってもっともっと家庭的な雰囲気を持った娘だと思うのだが・・・。
たとえば「だめだよ」って言われたときにも、その口調で受ける印象は随分違う。
あかりなら、おっとりとした口調で「だめだよぉ」って言いそうなのになぁ。
「ドジを標準装備した(主人公談(笑))」キャラというより、キビキビとした、いわゆる典型的なヒロインタイプのような気がする。
声がダメというより、声優さんがあかりのことを全然掴めてないのがただ不愉快なのだ。

志保・・・ある意味、イメージ通りなしゃべり方なのだが、なんかそのまんまなのがちょっと・・・。はしゃぎすぎというかね。
もうちょい抑えた話し方の方が志保らしいと思うのだが。

先輩・・・ちょっと違うか、と思ったりもしたが、初めて先輩の声を聞くシーンで「思ったよりもかわいらしい声だった」というような主人公の説明があるので、まぁ、OKといっていいだろう。
・・・もともと台詞少ないし(苦笑)。

レミィ・・・なんか声が可愛い過ぎるような・・・。
どうもしっくりこないよなぁ。

いいんちょ・・・確かに関西弁で「頭よさそう」なのだが、性格キツそうというより、おとなしそうな感じ。
まだ台詞が少なかったので、何ともいえないけど。

とまぁ、残念ながらCVについては不満たらたらな感じだ。
もし、これがスタッフのイメージ通りというなら、どうやら俺は彼らの意図とは全然違うイメージを抱いていたことになる。
ていうか、あかりは絶対違うぜ・・・(泣)。
「にっこり笑顔」(のイメージ)が似合わないあかりなんて、あかりじゃねぇ(怒)。
・・・この分だと、残りの3人(マルチ、葵ちゃん、琴音)もイメージ違うんだろうなぁ。
どうやら2回目以降は、ボイスOFFでプレイすることになりそうだ。やれやれ。

あと・・・。
やっぱりバグってます(苦笑)。
ミニゲームの後のBGMがおかしくなった(アクアプラスの掲示板にも同様の現象が報告されているようだ)のと、どうやらメモリーカード関係で結構致命的なバグがあるみたい。
メモリーカード関係の方はもう一度試してみるつもりだが、もしもう一度確認できたら、これは結構やばいんじゃないかと思うんだけど(^^;
第2回 1999/04/05
葵ちゃんに続いて、琴音ちゃんシナリオもクリアしたので、軽く感想を書いておこう。

まず難度について。
事前に、琴音ちゃんシナリオは難しいと聞いていたから、選択肢ごとにセーブしたり、いつもより慎重に選びながらプレイを進めていくと、うん、結構いい感じで話が進んでるような気がする。
しかぁし、うまくいってるはずなのに、3月下旬になると急に琴音ちゃんと放課後に会えなくなり、その結果、PS版初めての雅史ENDへ突入・・・(^^;
余談だが、この雅史END、PS版になって前回よりもちょっぴりパワーアップしてます。
何がって?それは一度見ればわかります(爆)。

さて、話を戻して。
しょうがないので、一つ前の選択肢のデータをロードし直して、再プレイ。
が、今度もダメ。
う〜ん、失敗したのはここじゃないのかなぁ・・・。
じゃ、もうちょい前からやり直してみるか。
ていうか、どれを選んでもあからさまに失敗した、というのじゃないからわかりにくいんだよね〜。
3回失敗したところでいい加減に嫌になり、時間もないので、泣く泣く攻略本を見ることに。
・・・それかい(泣)。
まぁ、確かに琴音ちゃんに絡んでる選択肢だけど、その時点で間違った選択したら終わってるというのは酷いよな。
おかげでほとんど最初からやり直しやん>ヒント

PC版の琴音ちゃんシナリオって、プレイしてから結構時間が経ってるのもあって、あんまり覚えていないんだけど、はっきり言ってイマイチな内容だった。
その結果、琴音ちゃんというキャラも何だか印象が薄かった。
だけど今回のPS版は、結果からいうと俺はすごく気に入っている。
まぁ、割と王道といってもよさそうな展開で、そんなに目新しさとかはないけど、その分、ひとつひとつのエピソードが丁寧に描かれていたように思えた。
PC版では18禁作品ということで、なんか強引にえっちに流れ込んでいたのが、(当たり前だが)今回はすべてカットされ、代わりに用意されたクライマックスがよかったのだ。
琴音ちゃんのこと、すごく愛しく感じてる主人公の気持ちとか想いが俺にも伝わってきて、正直言って、ちょっと泣いてしまったもん(^^;

そういえば、結構設定も変わっていた。
あの染色体がどうのこうのという設定はなくなってたし、PC版の内容をはっきり覚えていないので正確なことはわからないが、シナリオ自体も全面リニューアルといっていいほど大幅に書き換えられていて、逆に新鮮な気持ちでプレイできたのも、今回の好印象に繋がってるのかもしれない。

で、絵的には、前回と比べて琴音ちゃん、少し太った・・・いや、ふっくらとしてるような・・・(^^;
でも、笑顔はめっちゃ可愛い(^_^)
初めて、琴音ちゃんが微笑を見せたとき、主人公は「もっともっと充実した笑顔にさせてやりたい」と思うが、その天使のような微笑みを見ながら俺もそう思っていたのだ。
あと、声は、一応最後までボイスONでプレイしたけど(既にあかり、志保、レミィ、葵ちゃんはOFFなってます(爆))ちょっとイメージと違うかな。
じゃ、どういう声がいいのかと聞かれると、う〜ん、難しいけど、もうちょいかわいい系だとよかったかも。

というわけで、琴音ちゃんに関しては、ある意味PS版で「化けた」といってもいいんじゃないかな。

ページ作成:蒼月 白羽