ふぁ〜すといんぷれっしょん
最終更新日:2000年7月9日
ここは、少しでもプレイしたゲームについての軽めな感想を
書き残していく、いわば「ゲームプレイ日記」みたいなものです。
スキャンダル
2000/07/09(2000/06/30 作成 : 2000/07/09 修正・掲載)
とりあえず2時間ほどプレイしたので、ふぁ〜すといんぷれっしょんを書いておこう。

まず、目に付いたのは映像の美しさ。
PSの時のような荒さは全くない。さすがはPS2だ。
アニメドラマを自分の手で「演る」という「やるドラ」の基本コンセプトは、この「やるドラDVD」でようやく達成されたと言っていいだろう。
また一部、現在再生中のムービーを背景画像としても使うという演出があるのだが、これについては「すごい」というより「まだCPUパワーが有り余ってんのかぁ」と呆れ妙に感心してしまった(笑)。
で、ちょっと気になったのは、ワイドTVを想定して作られたせいか、普通のTVでプレイすると上下がブランクになってしまうことだ。
せっかくの高画質もなんだかせせこましく思えないでもなかったり(苦笑)。

さて、肝心のゲーム内容について。
「スキャンダル」は、いい意味でも悪い意味でも「やるドラ」らしい作りなんじゃないかな。

どうも「やるドラ」シリーズって、バッドエンドをひとつずつ潰していくという「作業」的なイメージが強くて、なんかもう「全ての結末を見届けてやるぞ!」という情熱が持てなくなってるんだよね。
今回プレイした2時間ほどの間にも、同じようなエンディングが何回か出てきたし。
こうバッドエンドばかりだと、総エンディング数35個と言われてもあんまり嬉しくない・・・というか、かえって鬱陶しかったりするんだよなぁ。
どうせ死んじゃうような結末なんて、そんな何種類も用意しなくてもいいじゃん、ねぇ。
まぁ、多分今回も30個くらいはバッドエンドなんだろうけど(^^;

と、ここまではけなしてきましたが、お話の方はしっかり作られていて、おもしろいと思いますよ。ええ。
メイン格のストーリーで、ユーザーをぐいぐい引っ張ってくれるのも「やるドラ」らしさだったよなぁ、という感じ。
残念ながら、今日の時点ではハッピーエンドに到達することはできなかった(最後の最後でヤラれてしまった・・・)のだけど、ちょうど1作目の「ダブルキャスト」を彷彿させる、良質のサスペンスADVに仕上がっているんじゃないかな。
ヒロインは「美月」の方が可愛いけど(爆)。
今後、第2弾(今回がサスペンス物ということで、次は「季節を抱きしめて」のような恋愛物かな)が発売されるかどうかはわからないけど、大いに期待したいところではあるね。

では、そろそろまとめに入ろうか。

現時点での感触では、映像面ではPS2らしい進化を遂げているものの、ストーリーの広がりという点では、旧「やるドラ」シリーズとあまり変化がなさそうな印象を受けた。
というのも、一連の「やるドラ」シリーズって、最近のADVにしてはゲーム内で選択を迫られる回数が豊富であり、単なる「見る」だけのADVにならないように、という制作側の配慮を感じるのだが、その小刻みな意志決定が新たな展開を生むのではなく、わずかに延びただけの小枝であることが多い。
極論すれば「そんな選択肢は必要ない」のであり、はっきりいって、エンディングの数はもっと少なくてよいのだ。
「やるドラ」の神髄とは「プレイヤーの意志で選択することにより広がる物語」なのではないのだろうか。

・・・と、ここまで書いてきて、まだ未見のエンディングがたくさんあることを思い出した(汗)。
むぅ、ちょっと早まったかな(汗x2)。
とにかく、まだハッピーエンドを見てないことだし、もうしばらくプレイを続けるつもりではいます(^^;

ページ作成:蒼月 白羽