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幻蒼ネットワーク
なんとなく戯言(2002年08月)
2002/08/29
新CLIE「PEG-SJ30」が発表になりました。
CLIE のスタンダードモデルということで、T6xx シリーズと比べ小型で実売3万円程度となるほどPDA初心者にも買いやすい価格になっています。
スペックを見た感じ、T600C をコンパクトにまとめましたというところでしょうか。
VAIO U からCybershot U へと続いた、一連の「U」シリーズCLIE 版といえるかもしれません。

Tシリーズでは散々叩かれた押しにくいハードウェアボタンが一転して見るからに押しやすそうになっていたり、
精悍なイメージのTに対してかわいい雰囲気の顔つきなど、セカンドマシンとしてもなかなか訴求力のあるデバイスに仕上がっているようです。
#SJ-30 はクレードルが付属しませんが、たぶんTと共用できるでしょうし
#ある意味、セカンドマシン向けかもしれませんね

が、そろそろPalmOS 5 搭載モデルが出るかな〜と期待していた俺としては少々がっくり気味(^^;
あと、残念なのは筐体カラーが1種類しかないこと。
初心者が主なターゲットというなら、カラーバリエーションが5種類くらいは欲しいところだったり。
こういう常に携帯するデバイスには「俺(だけの)マシン」感が大事よね。
特に初心者層をねらうなら「お好きな色を選んでいただけます」つーのは大きなポイントになるんじゃないかと。
・・・といっても、後から出すのは勘弁してよね(苦笑)。
2002/08/26
「"Hello,world."(ニトロプラス)」体験版(「TECH GIAN」10月号収録)をプレイしてみました。
・・・いや〜、おもしろいじゃん、マジで。
ニトロのことだから、ただの学園モノADVじゃないだろうとは思っていたけど、そーきたかぁ、という導入部から始まり、じっくり読んで(途中1カ所だけ選択肢があったものの、どうやら体験版では片方しか選べないみたい。
ま、要するに1本道だったわけで、これは「プレイした」とは言えないかなと)2〜3時間くらいのボリュームでしたが、俺の中での購入・期待ゲージがぐぐぐ〜〜っと盛り上がるのを感じた内容でしたね。

(ここから少しネタバレがありますのでご注意を)
主人公はロボットかぁ。
ふ〜む、ネタとしてはこれまでにも存在していただろうから、激しく斬新とは言えないかもしれませんが、確かに意外な線だったし、個人的にただの学園モノにはかなり飽きていたこともあって、いきなりぐっと掴まれた感じだ。

舞台は近未来。
それなりに科学も発達していて、ペットロボットなんかは実用化されている時代。
店先には店員ロボットが立っていたりもするものの、未だ完全なAIを生むには至っていない。
それでも人々の生活にはロボットの存在が確実に浸透しつつある、と。
そして、主人公は「ロボットだと気付かれないようにしながら、人間の”感情に関する情報”を収集すること(体験版よりテキスト引用)」という任務を帯びた、謎のロボット。
彼の頭脳は無機頭脳といい、一般の人工頭脳を超越したものらしい。
なぜ、「彼」が存在するのか。そして「彼」を再生した「HIKARI」とは?
・・・とまぁ、実に先が気になるプロローグじゃないですか。
特に「おもしろそう」と感じたのは、今よりも進歩した時代でありながら、それでも未だ人間の「感情」というものは科学的に明らかになっていなくて、
その最後の未知の領域とも言える、人の感情を理解しようとする試み。
その手段として、ロボットが一般の学園で人間と触れあい、情報を得ていくであろう物語。
う〜ん、今後が楽しみだ。
そして、この作品のタイトル、"Hello,world."って、たぶんプログラム言語のC言語で、プログラマが一番最初に組む定番のプログラム(画面に"Hello,world."と表示するもの)から来ているのだろうけど、それが「彼」の初めて発音した言葉になっていたとは、なるほど、そういうことか〜と思わず膝を叩きたい気分になった。

ポップな絵柄とか、作品の全体的なイメージとして感じた暖かみある雰囲気な体験版の最後の最後で流れる、無機質かつ得体の知れない怖さを予感させるムービーが、この先いったいどのように話が流れていくのかまるで予想できなくて、これまたぐっと期待を盛り上げられた感じ。

あと、2ヶ月延期して入れることになった声だけど、いいんじゃないですか。
ベテラン声優陣が魅せる「いい仕事」とは違う、ちょっと危ないところもある声優達のフレッシュさのようなものが作品のイメージと非常にマッチしてて、独特の臨場感を生み出しているというか、うん、これなら声入れて正解だったね、と言いたいかな。

というわけで、発売まで残り1ヶ月。
「幻蒼ネットワーク」は、"Hello,world." を応援しています、ということで(笑)。
2002/08/09
う〜む、1ヶ月間も放置してしまった(^^;
こんなの初めてだわ(はぁと・・・爆)
というわけで、えらく久しぶりの更新になりますが、思いつくままにつらつらと書いてみますかね。

その1。
「"Hello,World."(ニトロプラス)」の発売日(9月27日)がようやく決まりました。
結局、7月から9月へ2ヶ月の延期ですか。
ニトロのメールマガジンによれば「死ぬ思いで制作を進めております」とのことですけど、そんなのは当 た り 前 で す(爆)。
これだけ散々延期しまくりでユーザーの期待を裏切っておいて、余裕しゃくしゃくで創ってますとか言えるわけないやろ。
まぁ、万が一、9月から延期になった場合は、ニトロのスタッフ全員自害して果てるということでひとつ。
・・・こういうこと書くのは愛情の裏返しなわけで、マジ頼みますぜ>ニトロさん

その2。
「痕〜きずあと〜(Leaf)」発売になりました。
とりあえず1周やってみましたが、変わってるところを探すというか、変わってないところを探す方が難しかったですね(^^;
事前の情報通り、あらすじや各シーンの構成はそのままで、全部書き直しという非常に力のこもったリメイクのようです。
個人的に非常に注目していたBGMは、アレンジはせずに旧作そのままで楽器だけを新しい機材で鳴らしたという感じに聞こえました。
少なくともドラムパートは以前より豪華な音になっているんじゃないかな。
ニューアレンジじゃなかったのは残念なものの、ある意味これがベストな形かもなって思いましたね。
あと、楽器間のバランス等はおそらく、旧Windows 版ではなく、PC98版のMIDIと同じかなと思いましたがどうでしょうかね。
また、グラフィックの方も良好です。
特に背景は昔のイメージをそのままにとても色鮮やかになって(昔はモノトーンだったものね(^^;)
それでも確かに感じる懐かしさもありーの、でも最近の作品と比べても全く見劣りしないという、ファンなら誰しもが「あぁ、「痕」を今風のグラフィックでリメイクしてくれないかな」と夢見ていた理想の形に近いものに仕上がってるんじゃないかと。
各地で話題を呼んだ各キャラのデザインも慣れるとやはり「この絵じゃないと」と思えてくるのは今回も同じなわけで、うん、さすがの一言です。
特に千鶴さんの怒った表情なんかはやけに幼く見えるのが千鶴さんらしいというか、あ〜、もうかわい〜ぜ、ゴロゴロゴロ〜〜と
転がりたくなること必至というかね(笑)。
・・・と、充分期待以上の出来だと言えるのに1周だけで中断してしまっているのはなんでかな、と考えてみると。
この手の作品って、さすがに話の全貌が見えちゃってると辛いよな、とか
つーか、俺自身のこういう読み進めていくタイプのゲームに対する「飽き」みたいなのもあるのかもなぁ。
少なくともいわゆる「学園モノ」はかなり食傷気味だし。
まぁ、しばらく離れていればまた戻ってくるのだろうけど。

ページ作成:蒼月 白羽

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